ストレッチは効果的なストレス発散方法だけど?!

運動不足の解消や、凝り固まった体をほぐしてリラックスするために、ストレッチを好んで行う人は沢山いることでしょう。仕事の合間に、ちょっと気が向いた時に、どこでも簡単に取り組めるのもストレッチの大きな魅力です。しかし、そのストレッチは本当に体に良いのでしょうか?

実は、誤ったストレッチを行ってしまうと、むしろ体に悪い影響をおよぼす可能性があるのです。もっとも分かりやすいポイントは「どこまで伸ばすか」という問題です。例えば両手を組んで真上に押し上げた時、どこまで腕を伸ばせるでしょうか。人によっては早い段階から痛みや違和感を覚えるかもしれません。この時、「体が硬すぎるからもっと伸ばそう」とすると筋肉を傷つけてしまう可能性があります。痛みなどを覚える手前で止めること、反動をつけて無理やり伸ばそうとしないことを徹底しましょう。

ポイントごとに気を付ける部分が違う!

デスクワークなどの合間に取り組みやすいのは「首のストレッチ」ですね。ただし、首は大事な神経が集中していて、体の中でも特に弱い場所となっています。突然後ろや左右に大きく振ることは絶対に避け、ゆっくりと前に倒して元に戻すストレッチを重点的に行いましょう。 次に肩こり解消にもつながると思われがちな「肩甲骨のストレッチ」ですが、腕をぐるぐる回すようなストレッチは、突然始めると肩甲骨の周辺に負荷がかかりすぎる可能性があります。最初は「両手を後ろに組んで、胸を張り、組んだ腕をゆっくりと持ち上げて、気持ちいいと思う高さで10秒間キープする」といった軽いものを、1日に数回繰り返すところから始めてみましょう。 いきなり沢山のストレッチをするのではなく、「トイレにたったタイミングでやる」といったルールを設けて、繰り返し行うことを心掛けると怪我の防止にもつながります。